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1.リブ〈編〉
○リブ( 畦) 編は、表目と裏目を規則正しく並べた編み方です。
○表目は逆「ハ」の字型の凸で、裏目は凹になっています。
○通常、2×1( ニィイチ) リブとか6×2( ロクニィ) の畔などと呼ばれ、最初の数字が表目を、後ろが裏目を表します。
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2.リンクス〈編〉
○リンクス編は、表目と裏目の組み合わせで、凹凸感を表現した編み方です。
○リンクス柄は多岐にわたり、商品を指し示す際、リブと区別されます。
○表目裏目をウェール(縦)方向に繰り返す編み方を「パール編」と呼び、「F&H」が代表商品です。
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3.スパイラル〈柄〉
○スパイラル柄は、フロート編(編目を作らない)を用いてできる柄です。
○フロート編とは、編目を作らず糸が横に飛ぶ編み方を言います。
○スパイラル柄は、表糸をフロート編し糸飛びさせ、裏糸が編目を作って柄を作ります。
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4.ジャガード〈柄〉
○ジャカード編機は、糸の給糸口が2または3口あり、それぞれの糸が表に出たり裏側を糸飛びしながら柄構成していきます。
○この編み方もフロート編みです。
○ダイヤ柄の場合では、インターシャ機でのアーガイル柄との違いに注目しましょう。
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5.ボス〈柄〉
○ボス柄は、地糸の上に柄糸をのせ、柄を表現します。
○裏返すと柄糸は上下につながりながら柄を作っています。
○表側からの見た目ではカット柄と同様になります。
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6.カット〈柄〉
○ボス柄と同様に、地糸に柄糸をのせて柄表現します。
○表側からはボス柄と判別しにくいですが、裏側から見ると、横方向に柄を作り、端末がカットされており、分かりやすいです。
○欠点として、総柄の場合のごろつきや糸抜けの発生、また洗濯による柄糸の表側への飛び出しが挙げられます。